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第57回 株式会社ベイシックス 代表取締役社長 岩澤博氏
update 09/08/25
株式会社ベイシックス
岩澤博氏
株式会社ベイシックス 代表取締役社長 岩澤博氏
生年月日 1961年、東京都生まれ。
プロフィール アパレル会社で営業職を経験し、飲食業を志す。繁盛居酒屋を展開する株式会社楽コーポレーションの宇野隆史氏に師事。
居酒屋で5年間勤務して店長まで務め上げ、開業資金1000万円を貯める。1993年、東京・西荻窪に「てやん亭゙」1号店をオープン。
現在は表参道、西麻布などに大人の隠れ家風居酒屋を展開し、注目を集める。スタッフ教育にも尽力し、新たな起業家を輩出中。趣味は歌うこと。
主な業態 「てやん亭”」「ごりょんさん」「ジョウモン」など
企業HP http://www.teyandei.com/
「てやん亭”」「ごりょんさん」「ジョウモン」など、4業態7店舗の人気居酒屋を展開中の株式会社ベイシックス。同社の岩澤博社長は、“居酒屋の神様”とも称される株式会社楽コーポレーションの宇野隆史社長の薫陶を受けた人物だ。繁盛居酒屋を次々とヒットさせながらも、家族を愛し、歌を趣味とする豊かな個性が、いま、若者を中心に絶大な支持を受けている。

超繁盛店を生み出す経営者。自然体がモットー。

1821年創刊のイギリスの老舗高級誌「ガーディアン」で、東京の居酒屋トップ10の第一位に堂々と選ばれたのが、東京・西麻布の「てやん亭”」。裏路地の隠れ家風一軒家にもかかわらず、店の外までお客があふれかえる大繁盛の居酒屋である。
店内はオープンキッチンのカウンター席や堀りごたつ式のテーブル席を配した大人の空間。名物の「山芋の竜田揚げ」や27時間も煮込んだ「特製 黒豚の角煮」が人気で、他に沖縄料理や泡盛、奄美大島の黒糖焼酎なども揃える。外観はシンプルで目立たなくしてあるが、店に一歩足を踏み入れるとスタッフの明るい活気がお客をあたたかく包み込む。
株式会社ベイシックスは「てやん亭”」を2店舗展開するほか、博多串焼「ごりょんさん」や、地魚炙り焼きと和酒「おけやの鈴太郎」、博多串焼・鍋専門店「ジョウモン」など、居酒屋業態を4ブランド7店舗展開する。
“楽しまなくっちゃ仕事じゃない”をモットーとする同社 代表取締役の岩澤博氏は、“ガンちゃん”の名で親しまれる敏腕経営者。超繁盛店を次々と生み出しながらも、自然体を貫く人間味あふれる社長だ。

“居酒屋の神様”宇野社長から薫陶を受けて…

岩澤社長はもともとアパレル会社で営業職の仕事に就いていた。
「アパレルは在庫をかかえるし、売掛けとか買掛けを基本とする商売。独立するためのビジネスとしてはリスクが高いと思いました。現金商売がしたかったので、飲食業に着目したのです」と岩澤氏。
トラックの運転手をしていた父親を、「早くラクさせてやりたい」という岩澤氏の気持ちも、商売への開眼のきっかけとなった。
そんな時、岩澤氏の目に飛び込んできた店が、東京・原宿にある行列店「くいものや楽」だった。株式会社楽コーポレーションの展開する居酒屋業態は当時からすでに話題で、特に原宿の店はいつも若者が行列を作る伝説の居酒屋として知られていた。
“居酒屋の神様”とも称される株式会社楽コーポレーションの代表取締役 宇野隆史氏の薫陶を受けながら、岩澤氏は洗い場のポジションから店長職へと、着実に実力を発揮していく。
「最初の三ヶ月間はひたすら皿洗いをしていましたね。上の人からは、『一般の主婦が一生かかって洗う皿の枚数を、君はたった一日で洗ったね』なんて言われましたよ(笑)。当時は皿洗い機なんてありませんでしたからね」と岩澤氏は当時を懐かしむ。

目の前のお客様をすべて必ず自分のファンにする!

25坪の規模で日商70万円前後もたたき出していた「くいものや楽」の原宿店は、いわずもがな連日超満席だった。多事多端の中、「くいものや楽では多くのことを学んだ」と話す岩澤社長。中でも大きかったのは、岩澤氏の現在のモットーにもなっている「楽しくなくちゃ、仕事じゃない!」というスタイル。
岩澤社長は当時の宇野社長のことを次のように回想する。
「宇野さんは本当に仕事を楽しんでいましたよね。目の前のお客様を絶対に自分のファンにしろ!といつもスタッフに言っていました。自分以外はすべてお客様。だから業者さんにだって丁寧に挨拶していました。大なり小なり、宇野さんの影響はたくさん受けましたね」。
そうして岩澤氏は、93年、独立資金1000万円で東京・西荻窪に念願の一号店を開店させるのである。オープン当初こそ集客に苦戦したものの、すぐに同店を軌道に乗せ、9坪の小規模店ながら月商400万円も稼ぐ大繁盛店を生み出した。
現在も「とにかくお客様に楽しんで帰ってもらうことだけを考えています」と岩澤氏。そのポリシーはシンプルでブレない。
「私は宇野社長と同じように、飲み屋のオヤジ。何年に何店舗を展開するとか、上場へのシナリオとか、そういったものはないです」と笑う岩澤氏。目下、独立志向の強い社員のための教育制度に尽力し、新たな起業家を輩出しているところだ。
岩澤社長が大切にしているものは、何より家族だという。そして趣味は歌うこと。得意なのは井上揚水の曲だとか。
常に自然体で優雅につき進む岩澤社長の豊かな人間力に、憧れを抱く業界人が多いのもうなずける。

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