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第67回 株式会社ジャパンフーズコーポレーション 代表取締役 藤原司郎氏
update 09/10/06
株式会社ジャパンフーズコーポレーション
藤原司郎氏
株式会社ジャパンフーズコーポレーション 代表取締役 藤原司郎氏
生年月日 1952年、愛媛県松山市出身。
プロフィール 総合卸問屋、株式会社藤紋商店を営む家系に生まれる。
民間企業に就職した1年後、縁あって、同じ松山市出身の某政治家の秘書を務めることになる。以来、首相をはじめ有名政治家に仕えたのち、昭和61年5月に同社を設立。6月に1店舗目となる『しゃぶしゃぶうどん茶屋 花咲』をOPEN。
主な業態 「花咲」「ラ・パスタ陶」
企業HP http://www.jfcy.co.jp/

政治の世界から、飲食の世界へ。

昭和61年にOPENした『しゃぶしゃぶうどん茶屋 花咲』をはじめ、『ピッツェリア ラ・パスタ陶』、『伊太利亜料理 ラ・パスタ陶』を展開する株式会社ジャパンフーズコーポレーション。その代表である藤原司郎氏(57歳)は、非常にユニークな経歴を持っている。実は同氏、この会社を設立する前まで、首相をはじめとした様々な政治家の秘書を務めていた人物なのだ。そんな人が、なぜまったくの畑違いと言える飲食業界にやってきたのだろうか。その経緯を、藤原氏はこう語る。「1986年に、『選挙に出ないか?』という話をもらったんです。若いころから政治の世界に身を置いていたので、当然興味はあったのですが、いざ選挙の準備などを始めると、水面下での圧力合戦がすごかったんです。そんな中、ずっと懇意にしてくれていたスエヒロレストランシステムの社長から、『人生、政治だけでもないだろう。飲食の世界もおもしろいぞ』とお声掛けしてくれた。それがキッカケですね」。それから藤原氏はその社長とともに、数十件の飲食店を見て回った。雨の日に、夜10時を過ぎても満席のカレー屋、一切の具をのせないラーメン屋、安くても1杯800円はするのに女性客が行列をなす喫茶店。そんな個性のある店舗を目の当たりにするうち、次第に飲食の魅力に惹かれていったのだという。そして都内の某有名ホテルのレストランに、「タダでいいから働かせてくれ」と修行を直訴。この世界でメシを食っていくことを決心した。

中国政府からの招待が、飲食業界への招待だった。

それではなぜ、うどんやパスタなど「麺」という素材を選んだのだろうか。それは、政治秘書時代のある経験がルーツとなっている。昭和55年、藤原氏らは中国政府から招待を受け、北京、西安、蘇州、南京、上海など各地を視察することになった。この際、シルクロードを介する食文化、特に地域による「麺」の概念の違いを知ったのだそうだ。たとえば、“ラーメン”のイメージが強い中国には、そうめんのような麺しかなく、日本のラーメンに近い食感は、中国よりさらに西にいかないと存在しない。そのような意外な食文化に着目した藤原氏は、以来、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、さらにパスタの本場イタリアを含む全ヨーロッパまでを精力的に訪ね、麺の歴史、製法、料理法の研究を重ねた。研究結果は、今もテレビ番組などに用いられているそうなのだが、まさにそのときの経験こそが現在に活きているのである。「本場のパスタは、のど越しが悪くて日本人受けしないんです。だからウチは、日本人の好むのど越しを作るために、生めんからつくっています。卵などは一切入れないようにすることで、こしが出るんですよ」と笑いながら語る藤原氏。意外なところに、飲食への縁があったことがわかる。

政治の世界で身につけた「先を読む力」で、大盛況。

「観の目を強く、見の目を弱く(かんのめをつよく、けんのめをよわく)」という、宮本武蔵の有名な言葉がある。これは、“先を読むことの大切さ”を説いたことわざであるが、ジャパンフードサービスの経営理念のひとつでもある。「飲食店の料理がうまいのは当たり前。最も差が出るのは、接客や気配りだと思うんです」。たとえば同社では、お待ちいただいているお客様には、お飲物をお出しする。また、誕生日を迎える常連の方には、花を添えたお手紙を送っているという。その取り組みについて、藤原氏はこう語る。「メールや電話で連絡するお店は結構ありますよね。でも相手の気持ちを考えると、手紙に勝るものはないと思うんですよね。そしてバースデイピッツァプレゼントカードも同封するんです。結果、7割の方々が誕生日に来店していただけていますよ」。この“相手の気持ちを考えた行動”こそ、同社の考える究極のサービス精神なのである。「僕は、要領のいい人はいらないと思っています。失敗してもいいから、お客様や同僚など、相手のことを考えることができる。当社が求めているのはそんな人材です」。連日、大手企業の社員や弁護士といった社会的地位の高い方々からの予約が絶えないとのことだが、これも同社ならではの気配りが支持されている証拠と言えるだろう。そしてこの考えを抱くキッカケとなったのは、まぎれもなく長年政治家に仕えていた経験からのこと。一見、無謀とも思われがちな、政治からの転身。しかし藤原氏にとって、飲食は天職だったと言っても過言ではない。

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