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第780回 株式会社平田牧場 代表取締役社長 新田嘉七氏
update 20/03/31
株式会社平田牧場
新田嘉七氏
株式会社平田牧場 代表取締役社長 新田嘉七氏
生年月日 1957年5月30日
プロフィール 成城大学卒。山形県庄内の農家の18代目であり、平田牧場2代目社長。牧場の経営とともに飲食にも注力し、生産と消費をつなぐ。
主な業態 「平田牧場」「とんや」「とん七」他
企業HP http://www.hiraboku.info/

養豚、平田牧場の始まり。

すべては、たった2頭の豚からはじまった。ホームページを観ると、そんな文字が浮かんでくる。
今回、ご登場いただいた新田嘉七氏は、平田牧場2代目社長である。創業者は父、新田嘉一氏。嘉一氏は米作りの農家の跡取りだったが、「暮らしが豊かになれば、食の嗜好はたんぱく質に移るはず」と周囲の反対を押し切り、養豚業をはじめ、養豚の世界を広げてきた人である。
平田牧場の創業は昭和39年、1964年のこと。
「ちょうど私が小学校に上がる頃ですね。法人化したのは、昭和42年です。もともと、うちは山形県庄内地方の旧平田町ではじまります。米農家としては、父で17代目です。そりゃ、養豚をはじめると言いだせば、反対もされますよ。それでも、父は『これからは養豚だ』と反対意見も聞き入れず突っ走るわけですが、最初は値崩れとか、いろいろな問題があったそうです」。
「農家ですからね。どんな問題があったかは知りませんが、私ら子どもも仕事に駆りだされます。ただ、それが当たり前だし、日課ですからね。辛いなんて思ったことはなかったですね」。
ちなみに、新田氏が生まれたのは1957年5月30日。新田氏のちかくには、いつもペットではない「いきもの」がいた。

息子の選択。

「当初は、ダイエーさんと取引をしていたんですが。その頃のダイエーさんって言えば超大手ですからね。うちにはなんともできないような要求もされてきたようです。取引額は大きかったんですが、親父は取引を停止します。それで、額は少なかったですが生協との取引をはじめます。これが、ちょっとした話題になって、のちに親父はカンブリア宮殿にも出演しています」。
「私が、うちの会社を意識しはじめたのは高校生くらいからです。親父からは何も言われなかったんですが。なんとなく、というか」。
さすが、牧場の息子である。小学生の頃は健康優良児で、表彰もされていた。中学の最初までは野球をしていたが、急激に体が大きくなり、体調を崩して辞めてしまったと笑う。
「高校は工業高校に進みたかったんですが、親父から『大学に行け』と言われて、それでふつうの進学校に進みます。自転車で10km離れた高校に通っていました」。
「私の一つのターニングポイントは、高校時代ですね。人生には限りがあることを知るんです。祖父や祖母がいて、亡くなったり、20歳で亡くなった知人を見たりして、やりたいことをやろうと思ったんです」。
やりたいことをする。言葉で表せば簡単だが、もっとも難しい。
そんな命題を持ち、新田氏は大学に進む。進んだのは成城大学だ。
「大学ではゴルフです。親父のススメですね。同好会でしたが、部長も経験しました。スコアですか? スコアは70台で回るくらいですよ」。
大学卒業後、本来はドイツで修業する予定だったが、様々な理由で断念し、大手食品会社が運営する全寮制の学校で半年間学んだ。もちろん、いずれ平田牧場に入社するためだ。これが、息子の選択。

いのちをつなぐ。とんかつ専門店、オープン。

「『とんかつ』をはじめたのは、15年前からです。最初は、洋食系だったんですが、『とんかつ』をはじめると、これが好調で。ええ、飲食では、牛角や温野菜のFCもやりました。ただ、方針が合わずにこちらは辞めました。いまは直営です」。
平田牧場が、直営店をオープンしたのは2000年代に入ってからだ。15年前というから、「とんかつ専門店」として、ブレイクするのは2004年のことだろう。
豚を育て、直営店で食べてもらう。生産者としては、最高のシチュエーションだ。当然だが、消費地にもちかづくことになる。東京に初出店したのは調布だったらしい。
「現在は生産部門も合わせると、従業員は800人くらいです。20万頭を取り扱っています。今では当たり前になっていますが、行政と協力して、お米を豚に食べさせる仕組みをいっしょにつくりあげたのも平田牧場です。今後はもっと社会貢献をしていきたいですね」。
「たとえば、平田牧場の料理を食べたら残さない、残したくないと思えるような物を提供していくのも、私たちの使命だと思っています」。
今後のテーマは、「健康」だという。糖分や塩分にこだわるのも、その一つかもしれない。「いのち」の生産者。だから、新田氏の言葉は重く、深い。
「いちばん丁寧なブランドになろう」。ホームページには、そんな一言も添えられている。この言葉は、まさに「いのち」の重みを表している。

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