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第856回 ファースト商事ホールディングス株式会社 代表取締役 平井克彦氏
update 21/10/05
ファースト商事ホールディングス株式会社
平井克彦氏
ファースト商事ホールディングス株式会社 代表取締役 平井克彦氏
生年月日 1967年4月16日
プロフィール 新宿生まれ新宿育ち。高校生時代からファミリーマートでアルバイトを開始。卒業後もアルバイトをつづけ、新店出店時に店長を任される。その後、サブウェイの立ち上げ等にも関わり、業績拡大に貢献。27歳で取締役に就任する。34歳時に当時の社長から会社を譲り受け、経営者としてスタート。ファミリーマートの経営をはじめ、飲食事業も開始し、現在、飲食店4店舗、ファミリーマート3店舗を経営している。
主な業態 「日本酒 スタンド 酛」「Kyobashi moto」「PLAT STAND 酛」「GEM by moto」
企業HP http://www.fsknet.co.jp/

高校生、ファミリーマートで働く。

「日本酒との出会いで、すべてが変わった」と平井氏はつぶやく、何をすればいいかわからない時の話。
平井氏は1967年、新宿で生まれる。三人兄妹の末っ子。末っ子だが面倒みがいい。ケガをした友達がいれば放っておけず親切に手当をしたそうだ。小学生の時はボーイスカウト。中学から高校まで、バスケ部。委員会などに積極的なほうだったという。
「うちは、貧乏なほうだったんじゃないかな。小学校1年生の時にはじめて回転寿司に連れていってもらったんですが、それに感激して、将来、お寿司屋さんになりたいって思ったくらいですから/笑」
「大学には行っていません。高校3年の時からファミリーマートでアルバイトをはじめます。これが、私の原点。じつは、うちの会社の創業店です」。
当時の時給は480円。「市谷薬王寺にあったファミリーマートです。すごく儲かっていましたね」。平井氏が17歳といえば、1984年。バブルのはじまり。
「1号店が成功したから、新店を出すことになりました。じつは、いったん辞めて旅行会社で勤務したりもしたんですが、2年半で営業に向いていないのがわかって/笑。23歳の時に、元のファミリーマートにもどりました」。

27歳、取締役就任。

「2店舗目を出店したのは『府中』です。私はこちらで店長になります」。
平井氏によれば、誰が店長をするかで、コンビニの売り上げは変わるらしい。棚にも、接客にも、仕入れにも、やはり個人差があるからだそうだ。
「府中も、業績はよかったですね。そのあと上司がサブウェイの話をもってきて、社長から『サブウェイをやってくれ』と頼まれます。サブウェイの、まだ、走りの走りの頃です」。
「アメリカ式の経営に驚いた」と平井氏。
「サブウェイでいちばん驚いたのは、そこですね。日本とはちがう。CS(顧客満足)という尺度も、まさに目から鱗。いまも私の大事な『指標』です」。
平井氏の手腕は、サブウェイ本部からも高く評価されたそう。「おかげで、研修店舗にも選ばれ、そのぶん収益もアップしました。それに、教えるのが好きだから、楽しかったですね」。
17歳からコンビニエンスストアではたらき、今度はサブウェイ。
「じつは、旅行会社の時に、上司から『目的意識をもってはたらけ』って言われたことがあって、その一言が、私のターニングポイントです。サブウェイで、その意味が、ストンと腹落ちしました」。
サブウェイ後も、コンビニエンスストアを出店するかたわら、新たに牛角とも契約している。「社長のアンテナが広かったんでしょうね。牛角だってまだ60店舗くらいしかなかった時のことです」。
社長から高く評価され、27歳で、取締役に就任。「就任したのはいいんですが、意味がわかんなくって、本を読み漁りました/笑」。
いかにも、平井氏らしいエピソード。

日本酒に酔う。

27歳で、取締役。いつのまにか、起業という思いがつよくなる。
「34歳の時ですね。いったん退職し、自分でファミリーマートを起業しようと、独立の話を社長にさせてもらったところ、引き留めていただき、逆に『会社を買い取らないか』と打診されたんです。最初は、その気はなかったんですが、『いっしょにやろう』と言ってくれる社員もいて、『わかりました』と。ええ、社名は当時からかわっていません。ファーストっていうのがいいでしょ」。
2000万円で買い取り、5000万円の借り入れをひきついだ。「借金だらけですが、正直、自信がないわけじゃなかった。でないと、やっていませんしね」と、笑う。
しかし、借り入れ額も相当だ。どんな絵を描いていたんだろう?
「やりたかったのは、コンビニの複数出店と飲食店です。飲食店はオリジナルと決めていたんですが、何をすればいいかわからない。そんな時に、吉祥寺のあるお店で、日本酒のマリアージュに出ったんです。あれで、すべてがかわったと思うんです。そりゃもう、私の人生も、含めてね」。

人を育て、日本酒を育てる。

いまホームページをみると、2020年11月現在で飲食店は4店舗。「日本酒 スタンド 酛」「Kyobashi moto」「PLAT STAND 酛」「GEM by moto」。グルメサイトもみたが、すべて3.5以上。
「じつは、世界でも有名な『傳』という店があるんですが、15年前にいまのオーナーシェフといっしょに『傳』をはじめたのは、私です。いまも顧問をしています」。
じつは、2019年に公開された、日本酒ドキュメンタリー映画「カンパイ!日本酒に恋した女たち」にもスタッフの1人が出演している。2019年に、酒侍に選ばれた女性。平井氏いわく、日本一の日本酒ソムリエだそう。
人に教えるのが好きだと、平井氏は語っていたが、たしかに、人を育てるのがうまい。その教育にも力を入れていく、という。
「とにかく、いまは教育ですね。日本酒というのを軸にしながら、教育にも注力し、飲食以外の軸もつくっていきます。目標は、社長の育成です」。
「今私が伝えたいのは、どんな時にも、チャンスがあるということです。うちには、人を育てる環境もあるから、飲食それ以外にもたくさんチャンスがあるよ、ということを知ってもらいたいですね」。
話の一つひとつが明瞭でわかりやすい。今後の計画も、着々と進めておられるようだ。
いずれにしても、旨い酒が経営の「軸」になる、それはかわらないらしい。日本酒ファンにすれば、そこがいい。杜氏ではない、酒を育てる、もう1人の職人。そんな職人がでてくれば、益々、日本酒は旨くなる。

思い出のアルバム
 
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