外食・飲食業界をリードする企業の社長の生い立ちから生き様、独立までの軌跡を紹介するシリーズです。

　がってん寿司は、株式会社アールディーシーが埼玉から首都圏にかけて86店舗を展開中の、グルメ回転寿司チェーンである。「がってんしょうち！」という威勢のいいかけ声と市場直送の活きのいいネタで、地域一番と評判の店が多い。
　毎朝市場から直接買い付ける鮮度抜群の魚介を、寿司職人が丹誠込めて握る。低価格回転寿司チェーンとは明らかに一線を画している。
　企業理念は『Good Person Good Company』私たちは素晴らしい人　素晴らしい仲間を目指します（一人はすべてのために、すべては一人のために）だ。
　がってん寿司は毎週土曜日に本マグロの解体ショーが行われることでも有名。インパクトが強く、子どもたちも大喜びのショーだ。このようなビジュアルマーチャンダイジング（視覚的効果でライブ感や驚きを演出し、お客様の関心を集める販促方法）は、繁盛店のポイントの一つだ。
　今月登場するのは、実行力と優れたリーダーシップを持つ、がってん寿司の若きホープ、東川口店の三條浩店長。三條店長は入社8年目。20歳で最年少店長就任の記録を作り、続いて新店立ち上げに携わり、さらにがってん寿司の中でも売上ベスト3に入る新宿西落合店では、月商２８５０万円という新記録も打ち立てている。