外食・飲食業界をリードする企業の社長の生い立ちから生き様、独立までの軌跡を紹介するシリーズです。

　ソースかつ丼３９０円を看板メニューに、昨年３月に1号店をオープンした坂井精肉店。成長軌道に乗って、現在７店舗を展開している。今期は３０店を新規出店の予定だという。
　経営母体はユナイテッド＆コレクティブ株式会社。代表の坂井英也氏は35歳の青年社長だ。経営理念は「外食一新」。「外食産業営業利益日本一」を目指す。
　主なメニューは、ボリュームたっぷりのソースカツ丼、ロースかつ定食４９０円、肉屋の亭主のまかない定食（ロース・ヒレ一緒盛り）８９０円など、すべてリーズナブル。価格競争力があり、不景気に強い業態だ。
　また、居抜き物件を改装するスタイルなので、投資回収は早い。松戸元町店はデニーズの居抜きで、改装費は１０００万円程度ながら、月商が１０００万円と絶好調だ。（1年回収）
　当面の目標は、首都圏で５年間に２００店舗のチェーン展開。チェーンを目指す経営者が少ないご時世にあって、かなり頼もしい存在だ。
　今月は、そんな注目企業の坂井精肉店・松戸元山店を取り仕切る、功刀規至店長が登場する。