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　今月登場するのは、ワタミの社員独立制度で独立を果たした白水康雅オーナー店長だ。現在「わたみん家」４店舗を運営する、新進企業の社長でもある。
　ワタミフードサービス株式会社には、ＤＦＣ（ダイレクトフランチャイズシステム）という独立支援の仕組みがある。その目的について、ＤＦＣ企画部の石川幸子部長は次のように語る。「将来自分の店を持ちたいという社員の夢をかなえ、経営者を育成するのが目的。独立オーナー店長はワタミの理念やＤＮＡを受け継ぎ、ワタミで培った文化を継承する担い手です。高いロイヤリティを持ったオーナーが大勢出てくれば既存社員のモチベーションも上がり、経営者意識の高い人材が集まります」
　ＤＦＣには、小資金で独立して店舗運営資格を持つ業務委託型のＡタイプと、自ら投資して自分の店を経営する完全独立型のＢタイプの、２タイプがある。
　白水オーナーは福岡出身。東京での活躍と独立への夢を抱いていた大学３年の時、福岡で行われた就職セミナーで渡邉美樹会長の話を聞き、ワタミの理念「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」に共感し、ワタミでの修行を決意して入社した。１年目で店長、２年目で新店の店長となり、３年目で新業態を立ち上げ、４年目でjapanese dining「japanese dining「ゴハン」」のエリアマネジャーに就任。６年目にＤＦＣで研修し、Ａタイプで独立した。
　五反田店(月商１１００万円)を１号店とし、池袋西武５Ｆ店(８００万円)、同３Ｆ店(１５００万円)と続く。４号店の池袋サンシャイン通り店(１１００万円)は、自ら投資したＢタイプの店。ついに完全独立も果たしたのだ。31歳の若さで４店舗の年商は５億円を突破。すばらしい！