外食・飲食業界をリードする企業の社長の生い立ちから生き様、独立までの軌跡を紹介するシリーズです。

　ロウリーズ・ザ・プライムリブ(Lawry's The Prime Rib)は、1938年にアメリカのロサンゼルスで創業された、老舗のプライムリブ専門店である。ビバリーヒルズにある本店は、70年の歴史を誇る名店だ。
　プライムリブとは、特製スパイスを塗った上質の牛肉をじっくりローストした、アメリカンスタイルのローストビーフのこと。ロウリーズではお客様の目の前で好みの大きさにカットし、好きな焼き加減で提供。そのライブ感と、映画のワンシーンを思わせるようなアールデコ調のゴージャスな空間が人気だ。
　ロウリーズ大阪店は世界で10店舗目という記念すべき店として、2008年にオープンした。コンセプトは次の３つ。①ヘルプ イーチ アザー(スタッフ全員がお互いを助け合おう)、②メーキング グッド コミュニケーション(すべてはコミュニケーションから始まる)、③エンジョイ ユア ワーク(仕事は楽しんでやろう)。
　今月は、年商10億を誇るロウリーズ東京の支配人を経た後、グランドオープンから今日に至るまでロウリーズ大阪店のマネジメントを手がけている河野博明総支配人にお話を伺った。