外食・飲食業界をリードする企業の社長の生い立ちから生き様、独立までの軌跡を紹介するシリーズです。

　新時代は「伝説の揚串」を看板メニューとする居酒屋で、株式会社ファッズが経営している。代表者の佐野直史社長(35歳)は、ブラジルでのプロサッカー選手を経て備長扇屋に入社し、社内独立制度で成功。現在愛知県下で扇屋５店舗、新時代３店舗を経営する青年社長である。扇屋３８０店の中でも売上１～２位を誇り、５店舗すべてが扇屋全店のベスト10に入る繁盛店ぞろいだ。新業態の新時代で、全国５００店舗を目指す。「日本を元気にするのは店舗数です」と佐野社長。５００～１０００の多店舗展開ビジョンを持つ若手経営者が減っている昨今にあって、チェーンストアのすばらしさをわかっている数少ない起業家の一人である。
　以下はファッズの行動方針だ。
挨拶：挨拶をもって道を開き
感謝：感謝をもって道を整え
清掃：清掃をもって永代引き継ぐ
　今月は、扇屋売上ナンバー１店長の経験を活かし、現在新時代１号店を担う、早野徹店長にお話を伺った。