1.スタッフのモチべーション上昇中
神部店長の店舗ビジョンは「地元黒川に愛される店」。アットホームな店づくりを目指している。チームワークは抜群だ。もちろんコミュニケーション量は多い。雑談からスタンドミーティングまで、毎日コミュニケーションを欠かさない。神部店長はスタッフの生い立ちや趣味、好きなスポーツ、こだわっていることなどを把握しており、気軽な雑談でスタッフの心をほぐしている。やる気を促すような言葉を交わすことで、スタッフのモチベーションはどんどんアップする。モチベーションが上がれば、チームワークも上がる。この誌面でこれまで何度も言ってきたように、雑談力とチームワークは比例するのだ。
2.接客サービスの向上
私は「実力店長養成講座」において、コミニュケーションが増えてチームワークが良くなると、接客サービスの質は向上すると教えている。スタッフが明るく楽しそうなら、その雰囲気がお客様に伝わるからだ。黒川店もまさにそれで、アットホームで地域密着の運営がお客様に支持されている。最近も、天ぷらをテイクアウトした近所のおばあちゃんが、「おいしかったよ」と言って三世代で来店してくれた。
特に初回客にはお店とメニューの説明をしっかり行う。天籠(てんかご)に一品ずつできたての天ぷらを提供し、丁寧に商品説明をしている。またお通しの大根スティックは、こだわりの肉味噌付きで食べ放題だ。お子様のソフトドリンクは100円で飲み放題。女性限定の天ぷら専用追加ソースサービス、さらに平日限定ボリューム満点のデザートサービスもある(土日は1500円)。女性のリピートが増える要因である。
3.Web広告で集客
安達社長はサラリーマン時代に飲食Webの企業に勤めていた。だからWeb広告は得意分野である。インスタグラムなどで女性客が紹介してくれるので、おいしそうな料理の画像が拡散する。ボリュームたっぷりのデザートも映える。また居酒屋はアルバイトの募集に苦労しがちだが、SNSでおしゃれに紹介されるおかげか、女子学生の応募が増えているのも嬉しい。
|