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月商2400万円、好調の3要因

1.商品力と価値の高さ
「この品質でこの値段は凄い!」とお客様を唸らせる商品力が圧倒的な強み。看板メニューは、@伝串 1本50円(高麗人参タレを贅沢に配合したパリモチ鶏皮串)、Aどる焼き480円(親鶏の炭焼き)、B面倒くさいポテトサラダ480円(お客様が楽しみながら混ぜて作るポテトサラダ)だ。
 伝串の新時代ピラミッドは36本で1800円。
この伝串ピラミッド盛りは、商標権、特許権、著作権など、8つの知的財産権を日本国特許庁より取得し、模倣の抑制に絶大な効果を発揮している。

2.スタッフの笑顔率100%
 2つ目の強みは「スタッフの人間力」だと可香店長。ことに丁寧な接客と笑顔が自慢だ。全員が笑顔で接客できる。つまり笑顔率は100%。(素晴らしい!)
 1年前にこの店をオープンした際、150人の応募者の中から50人を採用した。自然に笑顔の出る人を優先的に採用したという。

3.シフト管理の徹底&定着率100%
 満席が続く中でQSCオペレーションを完璧に行うためには、しっかりとしたシフト管理が必要。それが徹底できている。
 また卒業時以外で辞めるスタッフがいないため、定着率は100%。いつ新人が入店しても、ベテランが教育に当たることができる。教えることでベテラン自身も成長する。

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コロナ禍での感動の声

 コロナの影響をもろに受けて多くの飲食店が喘いでいたある日、一人の飲食店経営者(50代男性)がこの店を訪れた。経営が立ち行かなくなった50代の飲食店経営者で、自己破産、一家心中まで考えたが、友人から新時代の話を聞いて来店してみたとのこと。
 その人は、店が満席なのにまず驚いた。そしてスタッフ全員の活気と笑顔いっぱいの素晴らしい接客に圧倒された。彼らの一生懸命に働く姿を目の当たりにして、やっぱり飲食店は素晴らしいと思ったその男性は、「店長さんとお話がしたい」とスタッフに声をかけた。店長の前でその男性は「コロナ禍の2年間ずっと苦しんできて、どうにもならず全てを諦めかけていました。でも皆さんの真剣な様子や本気のサービスに感動し、つくづく考えさせられました。もう一度一から頑張りたいと思います」と、涙をこぼしながら感謝の言葉を述べたのだ。これを聞いた店長は、19歳や20歳の学生に人の人生を変えるほどの力があったことに改めて驚き、感動し、心から嬉しく思ったという。
 また可香店長は、アルバイトスタッフの両親から感謝されることも多い。ほぼ全員の家族が池袋西口店に来店し、「娘が毎日楽しいと言っています」「自分の子どもが新時代さんで元気よく笑顔で頑張っていて、とても感動しました」と言ってくださるそうだ。イマドキの若い子がこんなにも熱心に働いている姿を見て、親御さんも胸が熱くなるのである。(いい仕事していますね、店長!)

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ピークタイムの店長の仕事

 店舗運営全般で気をつけていることと、ピークタイムにおける店長の役割について、可香店長にお尋ねした。
1.料理の完成度を追求
 料理は常に完成度の高いものを出す。それができる人をキッチンスタッフにする。

2.ホール・キッチン全体を見る
 店長は1つのポジションに長く入ることなく、全体を見回しながら指示を出している。

3.働きやすい環境づくり
 店長自身が食材や資材を補充して作業をサポート&フォロー。スタッフが楽しく働けるような環境づくりを心がけている。

4.笑顔のないお客様への対応
 常連客を200人以上認識しているという可香店長。ピークタイムに特に意識しているのは、笑顔が見られず楽しそうな表情ではないお客様には、店長が対応すること。笑顔のお客様にはスタッフが対応する。
 つまり、お客様に不満やお困りごとがあれば店長がすぐに解決し、すべてのお客様に笑顔で帰っていただくようにしているのだ。この姿勢こそ、顧客が大満足し、リピーターが増え続けている理由である。

試合に勝つために、レギュラーになれ!

 可香店長は、佐野直史社長や鳥ぶら名駅4丁目店の佐野雅晃店長から大きな影響を受けて入社した。
 学生アルバイト時代のことだが、清掃を済ませてシフトを上がった後、佐野店長から携帯に呼び出しの連絡が入った。「テーブルにゴマが1粒落ちていた」という。すぐに戻って謝ったものの、「お前の大切な人がこのテーブルに座ったらどんなふうに思うだろう。店だけでなくお前自身のことまでマイナスイメージを持たれるのではないか。それでいいのか」と厳しく指導されたことが、今でも忘れられない。
 可香店長は、サッカーで愛知県選抜候補メンバーに選ばれたこともある体育会系の人だ。キッチンのメンバーには、「試合に勝つためには1軍のレギュラーになれ」と言い続けている。キッチンスタッフ30人の中で、シフトに入れるのは3人。1軍、2軍、3軍まであるという厳しさで、1軍のスタッフは社員レベルだ。しかし2軍や3軍にも1軍に入れるチャンスはあると説く。1軍であっても気を抜くと落ちる可能性があるからだ。
 スタッフとのコミュニケーションの量は多い。1日15人のスタッフ全員としっかり話をする。
 可香店長の「ほめる」と「叱る」の基準は、新時代の基準値を上回っていればほめる、それ以下なら叱ると、明快だ。彼らが社会人になった時のことまで考えて、明確な基準のもとでわかりやすく、かつしっかりと指導しているのだ。

 最後に可香店長の夢を伺った。それは「新時代の社長になること」だという。これは佐野社長との会宿でも宣言したそうだ。「社長になったら、学生が就活をする時に各企業から『ファッズでアルバイトしていたのか、それはすごいね!』と言われるような会社にしたいんです」と、熱く語ってくれた。
 きっと新時代の社長になれると思うよ。素晴らしい話をありがとう。