ブルーム・ザ・ルール 10ヶ条の徹底 |
稲垣店長の店長方針は「春日井で誰からも愛されるお店になろう。そして誰からも愛される人になろう」であり、そのために「人を大切にする」「あたり前のことをあたり前にできる人になろう」と続く。そして「ブルーム・ザ・ルール」というハウスルールの実践を毎日徹底させている。
1.スーパー元気・スーパー笑顔・スーパーハイテンション♪ 地方都市ではフリーターや大学生のアルバイトは少ないので、高校生(1年生を含む)も採用する。ごく基本的なしつけ教育が重要だ。スタッフ同士の挨拶から「ハイ」という素直な返事、「いただきます」や「ありがとうございます」の言葉、賄いの片付けや履物の整理、ゴミ拾いに至るまで、あたり前のことを一つずつ教えていく。そして、仕事を通してイマドキの若者が少しずつ変わっていくのだ。 |
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大学生のアルバイトが泣き崩れる |
稲垣店長は小田井ホルモンのグランドオープン時に初めて店長になった。気合いが入りすぎて、アルバイトたちを叱ってばかりいたため、厳しすぎる店長を敬遠するアルバイトもいた。A君もそんな大学生アルバイトの一人で、元気で素直でノリの良いタイプだった。店長は彼をちゃんと評価していて、店長の春日井ホルモンへの異動が決まった時、ご案内の仕事を彼に完全に任せたのである。 しかし彼には余裕が全くなかった。キッチンとの調整やホールコントロールがうまく行かない、お客様を待たせてクレームが入る、ついに怒って帰るお客様も出てしまった。全力で取り組んだものの失敗の連続で、お客様の前で平静を保つのが精一杯の状態。自分の力量不足にいらだつばかりだった。 営業終了後、彼は店長に「今日は力不足ですみませんでした」と謝るや、泣き崩れてしまった。張りつめていた気持ちが切れたのだ。ごく普通のアルバイトが責任のある仕事を任され、本気で取り組んで失敗した。それが悔しくて、思いっきり泣いたのである。店長はその姿を見て、真剣さに胸を打たれたという。 一つの山を越え、壁を破って人は成長する。集中し、戦うことで能力は磨かれる。彼はその後、小田井ホルモンのリーダーとして、すばらしい笑顔でお客様をご案内している。店長には「任せる」という勇気も必要なのだ。 |
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幸せノートでコミュニケーション |
スーパーハイテンションは春日井店の自慢の一つだが、お客様の状況に配慮しないと、押し付けがましいものになる。つねにその場の状況に応じた気配りが必要で、稲垣店長は店の運営においてそのことに最も気を遣っている。気配りのポイントは次の通り。
1.お客様の火傷に注意し、様子を見て冷たいおしぼりや氷を運ぶ。 お客様への気配りもさることながら、アルバイトたちのモチベーションや向上心が非常に高いのもこの店の特徴だ。新しい仕事を覚えたいという要望が次々と出てくるという。 稲垣店長が最近とてもうれしかったのは、このイベントに多くの人が集まり、ボランティアへの意識が高まって、少しではあるけれど地域の活性化に貢献できたことだという。また、現場のアルバイトたちがお客様のために毎日本当に一生懸命働いてくれていることがすごくうれしいとも語ってくれた。 |
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