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売上1億円の秘密!成功を支える3つの力

 梛野店長の店長方針は「スタッフの徹底教育」である。同じ現場で働く仲間として、また社会への登竜門として、サービス・礼儀・営業姿勢(元気で明るく)を教えたいと考えているのだ。  売上好調(年商1億円、売上前年比105〜107%)の要因は以下の通り。

1.看板メニューが決め手!圧倒的な商品力
 看板メニューは@プレミアムセット 2人3980円、3人5670円、Aふわふわ帽子のオムライス1190円、Bイタリア産熟成チーズの濃厚カルボナーラ1290円。
 プレミアムセットは、サラダor冷菜、アラカルトorピザ、オムライスorピラフ、パスタ、スープ&ドリンクバーを楽しめるお得なセットメニュー。このプレミアムセットが商品構成の35%を占める。この数字はベビーフェイス全90店の中でもトップクラスの高さである。

2.接客力の極意!一流の営業術が顧客を魅了
 梛野店長は以前エステ業界で管理職を務めていた。サジェストの手腕は一流で、営業力ナンバーワンだった。ベビーフェイスのプレミアムセットおすすめ販売でもその手腕を発揮。例えば土日の11時オープン時には、10人〜20人のウェイティング客全員に対し、明るく元気な声でその商品説明をするのだ。(実演販売のイメージですね!)
 もちろん各テーブルでもスタッフがおすすめをするという徹底ぶりだ。プレミアムセットが多く注文されることでキッチンのオペレーション効率がよくなり、スピーディーな提供にも繋がっている。102組のうち62セットの注文(新記録)が入ったこともある。
 また梛野店長はお客様とたくさん会話をするだけではなく、スタッフともよく話す。スタッフはそういう店長の姿を常に目の当たりにしている。梛野店長が認識している常連客の数は500人以上だ。 (これまで取材した実力店長の中でもかなり上位です!)

3.店長の指導がカギ!スタッフが自主的に動く職場
 取材に同席したフーズサポートモリカの小竹本部長は、「とにかくこの店のスタッフは驚くほど真面目で、みんな一生懸命に働きます」と語る。手が空いたらどんどん他の仕事をする。社員が見ていなくても自主的に動く。これは店長がきめ細かい指導をしてきたからであり、スタッフがいつも店長自身の働く姿を見てきたからである。「驚くほどの働きぶり」が、この店では当たり前になったということだ。

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心温めるエピソード!お客様をつかむ瞬間

 「この店に来ると元気がもらえる」「明るく元気なスタッフだと思ったら、店長さんだったんだね」とお客様からよく言われる梛野店長に、嬉しいと思った出来事を尋ねた。

★お盆に帰省した際、家族で初めて来店したお客様から「すごくいい店ですね!」と喜ばれ、年末の予約をいただいた。
 ご主人が会社を経営しているという、また別のファミリーの話。店長の明るさとパワーが気に入って、忘年会の予約(食べ放題)をしていただいた。

★常連客を500人以上も認識している梛野店長は、逆に阿久比町の人たちからもよく知られる人気者だ。町を歩いていても「店長!」と呼びかけられる。高校生の子どもを持つお母さんからは「うちの子を育ててください」とアルバイト教育を依頼される。梛野店長は「お預かりしますよ、お母さん」と、町の人の想いに応えるのだ。

★人見知りでほとんど話さず、学校では人間関係がうまくいかないアルバイト学生がいた。梛野店長は「とにかく元気で明るく。それだけでいいよ」と励まし続け、「あなた自身を売りなさい」とも言い続けた。やがておすすめの仕方を教えていくうちに、誰よりも多くの注文を取ってくるようになった。そして卒業後は美容室で働くようになり、ある時「トリートメント販売数が新人で一番になりました。店長に育てていただいたおかげです!」という報告が入った。本当に嬉しかったという。(いい仕事してますね。店長!)

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店長直伝!繁盛店を作る5つの秘訣

1.元気で明るくニコニコ
 新人には「元気で明るくニコニコ。これがあなたの仕事です」と常に言い続けている。

2.おすすめ販売の強化
 プレミアムセットや本日の日替わりランチなど、メニューのおすすめ販売には力を入れている。徹底的におすすめをして、販売に繋げていくのだ。またおすすめした商品への評価も、中間バッシング時やレジでの会計の際などにお尋ねしている。

3.ドリンクバー周辺のクレンリネス
 ドリンクバーの利用頻度は高い。こまめな補充はもちろん、1滴のこぼれも見逃さず、クレンリネスに徹している。

4.写真と同じ料理を提供
 ディシャップでは、メニュー写真と同じものを提供するように指導している。店長だけでなく、スタッフからのダメ出しもある。

5.人時売上高5000円以上
 梛野店長は、きめ細かいワークスケジュール作りはもちろん、売上状況によっては少し長めの休憩指示や早上がりの調整などをおこなっている。このため人事売上高5000円という数字は、キッチン作業が多いベビーフェイス内でもトップクラス!利益の大幅向上も果たした。

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 最後に、職場における「2対6対2の法則(優・普・劣)を伺った。小竹本部長の返答は「7対3対0」である。新人は3だが、3ヶ月も経てばAクラスとのことだ。カリスマ性が高くてパワフルな店長のもとでは、スタッフはどんどん伸びていくということだ。このような指導力とエネルギーを持つ店長は、これまでこのコーナーに登場した女性店長の中でも最高クラスである。
 そんな梛野店長に、現在の想いを伺った。「美容業界時代、母親としての子育て時代を経て、飲食業店長としての第3の人生が始まったと思っています。店長としてのやりがいと生きがいを実感し、スタッフへのありがとう≠フ気持ちでいっぱいの毎日です」と、晴れやかな笑顔で答えてくれた。