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売上好調、4つの要因 |
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新松木大和家の平均月商は1250万円、八王子大和家は950万円である。売上好調の要因は以下の4点。
1.商品力(大看板メニュー「631ラーメン」)
大和家のラーメンは、飲み干したくなる自慢の豚骨醤油スープと中太麺がクセになる、家系最強の味が魅力。看板メニューは@631ラーメン1090円、Aラーメン850円、Bネギラーメン980円。
631ラーメンは海苔6枚、チャーシュー3枚、味玉(煮玉子)1個をトッピングしたボリューム満点のラーメンで、全ラーメンの30%を超えるシェアを誇る一番人気の商品だ。ちなみに看板商品上位3品のシェアが全商品の50%を超えるのが、繁盛店の条件といわれている。
スープの温度は調理時に90〜95度。提供時には丼を温めて80度以上を保つよう意識しているのだが、店長の丼はひときわ熱いとスタッフたちから言われている。(キャリアが違うから当たり前ですね、と店長は笑う)
2.笑顔と元気のサービス力
遊垣店長の店長方針は2つ!
「笑顔と気遣い」。ラーメン屋は活気・元気・笑顔が基本だと店長は語る。スタッフ全員の笑顔率は90%以上だという。そして、お客様の顔を覚える!
麺の固さ、味の濃さ、油の量を「お好み」と呼び、お好みをお客様に聞くのが大和家流!
常連さんの顔を覚え、お好みを言われる前に「いつもありがとうございます、固め、濃いめ、多めですね」と先手必勝!好印象な接客をモットーに従業員が全員出来るような運営を目指している。
3.環境整備の徹底
社内の働きがいアンケート調査(定期的に実施)によると、新松木大和家ではなんと従業員の96%が働きがいを実感しているとのこと。これは社内ナンバー1。従業員満足度が高いからサービス力も高くなり、売上向上にもつながっていく。従業員同士の仲がよすぎるほどだと店長が苦笑いするほど、店内の雰囲気はいい。
4.チームワーク抜群
環境整備とは、従業員が気持ちよく働ける環境づくりのことだ。遊垣店長が新松木大和家に異動したのは3ヶ月前。「事務所の清掃からスタートするのが私の信念です」と店長は言う。最初に取り組んだのが、事務所の整理整頓とクレンリネスである。事務所がきれいだと居心地が良く、会話などのコミュニケーションも増えるからだ。
次にバックヤードの整理整頓、その次にキッチンのクレンリネスを徹底させ、その上でホールの清掃、そしてスタッフ教育へと進めていく。
スタッフたちは店長の赴任以降、店が変わってきたと感じているようだ。まずは店長自ら率先して動いて、あるべきクリンネスの模範を示してきた。このような努力が実り、部長やエリアマネジャーによるQSCチェックにおいて、新松木大和家と八王子大和家の2店舗で1位と2位を獲得している。
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店長のちょっといい話 |
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昨年12月、クリスマスツリーを入口に飾り、テーブル上には小さなサンタの人形を置いた。ささやかなディスプレイだがスタッフには好評で、「小さなサンタが可愛かった」というお客様の声も多かった。(ラーメン屋さんの小さなサンタ。心がほっこり和みますね)
また、店長の誕生日にスタッフみんなで祝ってくれたのがとても嬉しかったという。「僕を雇ってくれてありがとう」「遊垣さん、大好きです」「あと1年で卒業ですが、最後までがんばります」など、全員の一言コメントが書かれた用紙をラミネートし、手渡してくれたとのこと。一人ひとりのメッセージに感激したそうだ。なお誕生日に出勤してくれたスタッフには、遊垣店長からケーキをプレゼントしている。
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24時間対応できる店長でいたい |
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スタッフとのコミュニケーションは、仕事中の声掛けや事務所での雑談を通して行うことが多いという。
ほめると叱るのバランスについては、「毎日ほめていますが、叱ることはほとんどありません」とのこと。新人をほめる時は、「今のお客様への声掛け、よかったよ」「ラーメン屋らしい元気なサービスができたね!」「目線を合わせての接客、とてもよかったよ」と、具体的にほめている。
遊垣店長は常にスタッフに対し、「店にいない時でも俺はいつもみんなのことを気にかけているからね」と伝えている。たとえ深夜過ぎであっても、店からの電話には必ず出る。スタッフが困った時は24時間いつでも対応できる店長でありたいからだ。
また、他ラーメン店の視察も含めて、スタッフと一緒によく食事にも行く。
(まるでオーナーのような店長ですね!)
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「ありがとう」の機会を増やす |
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遊垣店長は毎日「ありがとう」の言葉を口にしている。店長が自分でサッとできることであってもあえてスタッフに任せ、その都度「ありがとう」と言う。「ありがとう」を言えるタイミングと回数を増やすようにしているのだ。
これまでも度々この誌面において、EQ(心の知能指数)が高い店長は「ありがとう」と言う回数が多いと述べてきた。遊垣店長はまさしくそういう店長の一人である。「ありがとう」の言葉は店の雰囲気・空気感を良くする。八王子店での2年間、スタッフの定着率が非常に高かったのも、スタッフに対する遊垣店長のそのような接し方のおかげだろう。
2:6:2の法則(2割優秀、6割普通、2割劣る)について新松木大和家の状況を伺ったところ、6:3:1だという。優秀なスタッフが6割いるからこそQSCレベルが高く、売上も向上するのである。
遊垣店長の今後の目標は、「ずっと現場でスタッフとお客様に関わっていくこと、そして大和家のモデル教育店舗を目指すこと」だ。熱い想いを胸に、日々スタッフやお客様と向き合う心やさしい遊垣店長、素敵なお話をありがとう!
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| 田中司朗の実力店長はここが違う! |