売上前年比128%の理由 |
茶屋町店のオープンは2006年7月。オープン当初の月商は1000万円前後だったが、その後知名度も売上も伸び続けて、現在は1600万〜2000万円。その主な理由として、以下の4つが挙げられる。 |
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大切な人をどんなふうに喜ばせているか? |
原店長の方針は「カッコいいレストランをつくる」こと。「カッコいい」とは、お客様を喜ばせるマインドを持ち、徹底してサービスするという意味だ。 ポイントの一つはリコグニション。全員がお客様の名前や好みを覚え、チームで共有してよりよいサービスに徹すれば、お客様は必ずラ・ボエムの虜になる。もう一つはアンティシペーション。予測能力のことで、お客様の出すサインを見逃さずに先読みし、すみやかにサービスする。この二つはとても重要! 原店長のP/A採用率は約2割。非常に厳しい。面接時には「人を喜ばせることが好きか」を尋ね、「大切な人を喜ばせたエピソード」を語ってもらう。これはザ・リッツ・カールトンから学んだことだという。ちなみに私も本連載の中で度々この話にふれてきた。大切な人を喜ばせることのできる人は、顧客にもそれができるのだ。 また、最近どんな本を読んで感動したかも聞く。感動する心、学ぼうとする心がある人を採用することにしているそうだ。 オリエンテーションでは「サーヴィス20大行動」を説明し、なぜ感動するお出迎えが必要なのかという、おもてなしの根本的なスピリットについても語る。そしてアシスタントMgrにOJTを任せ、順調に進まない時はアシスタントMgrを叱る。社員に対しては8:2の割合で叱り、アルバイトに対しては8:2でほめる。これが原店長のやり方だ。 |
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カフェ ラ・ボエムは自己価値向上の場 |
茶屋町店には外国人アルバイトが何人かいる。イギリス人、フランス人、スペイン人だ。特にホスピタリティのリーダーを務めるイギリス人のクリスは、お客様と会話をして楽しませるのに長け、全席をテーブルタッチで回っている。ワンテーブルで5分間お客様と話し込むのでなく、1分間でいいから5回テーブルへ、と原店長は指導している。 最近、店長はお見送りをするクリスを女性客がハグするのを見て感動したそうだ。「クリスいてる?」と言いながらお客様がやってくる店なのだ。(スゴイ!)「笑顔のすばらしいイギリス人が最高のサービスをする。それだけで店の雰囲気は変わります」と店長。(それ、よくわかります!) 原店長は、次のようにしてアルバイトとのコミュニケーションを図っている。 最近、店長はお見送りをするクリスを女性客がハグするのを見て感動したそうだ。「クリスいてる?」と言いながらお客様がやってくる店なのだ。(スゴイ!)「笑顔のすばらしいイギリス人が最高のサービスをする。それだけで店の雰囲気は変わります」と店長。(それ、よくわかります!) また、普段は厳しい店長だけに、飲み会などを通じて個人的に話しやすい雰囲気をつくるなどのフォローをしている。 「カフェ ラ・ボエムは、時給を稼ぐためでなく、自己価値を高めるための場です」と原店長。好きな言葉は社訓の「自己価値向上のために、上を見てより困難な道を選ぶ」だ。向上心のない社員やアルバイトは、容赦なくたたきのめすという。部下を育てる強い信念がひしひしと伝わってくる。 実力主義のグローバルダイニング。売上を向上させたことで夏のボーナスは約180万円出た。目標にしていた「30歳で年収1000万円以上」もクリアした。(実績に見合った収入が得られる会社だ。時給1700円、月35万円のアルバイトもいる)そんな原店長の夢は、社員やアルバイトリーダーを育て、大勢の店長をつくり、西日本の責任者になること。この夢、数年後にも実現しそうですね、原店長。 大阪のグローバルに、すばらしい超実力店長がいた。ありがとう、サービスの達人! |
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