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キャンペーンに強い店長

 今月は、六本木店と芝大門店の統括店長として、強いリーダーシップでキャストたちをリードする、佐藤善行店長にお話を伺った。
 佐藤店長は、芝大門店との統括店長である。六本木店では宅配に力を入れており、自転車で半径1.5qまで配達する。始めてからまだ数カ月だが、ランチ需 要が多く、売上は月50万円を超えるようになった。芝大門店はモーニングが常に満席。常連客が多く、週5日来店するロイヤルカスタマーも少なくない。
 特に新商品のキャンペーンに強いのが六本木店だ。モスバーガー全1383店における上位ベスト10の常連である。(すばらしい!)通常のキャンペーン商 品のシェアは8%だが、今月のスパカツバーガーは14%と高い。キャンペーンによっては20%近くまで達することもある。
その理由は次の通り。
@レジでのおすすめ100%徹底
全員が集中して取り組む。
Aランキング数値の発表を共有
毎日発表される順位をキャストと共有し、常に上位を狙う。
Bチームワークと団結力
連絡ノート、掲示板、スタンドミーティングにおいて、率先垂範の姿勢を浸透させ、全員で取り組む意欲を高める。

  一つのことに徹底して取り組むには集中力が必要。キャスト全員をキャンペーンに集中させるだけのリーダーシップを持っている店長なのだ。
ここで、リーダーシップの発揮に必要な特質をアドバイスしよう。
@人を指導できる知識と技術がある。
A人の長所を引き出し生かす能力がある。
B夢・明確なビジョン・使命感を持っている。
C明るく前向きなエネルギーを発散している。
D知的エネルギーと旺盛な好奇心がある。
E人にやる気を起こさせる力がある。
F肉体的・精神的に健康で持久力がある。
店長には、このような特質が必要だ。元アサヒビールの社長樋口広太郎氏は、成功するリーダーについて「声が大きくて、ニコニコ明るく元気で、チョッピリ知性があれば、大概のことはうまくいく」とコメントしている。要するに、「人間的魅力がある」ということだ。

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採用ポイントとランクアップ制度

 佐藤店長のキャスト採用率は30%前後。採用のポイントは大きく分けて3つある。
@モスバーガーで働きたい理由とその度合い
A元気・活気・笑顔
B礼儀正しさ、挨拶のさわやかさ
 @の「度合い」は、モスが大好きかどうかにかかっている。大好きに勝るものはない。
 新人教育では、レジ→ホール→キッチンという流れで、全キャストがすべてのポジションを覚えていき、どこでも担当できるようにする。
 ランクアップ制度はトレーニーから始まり、ジュニア→ミドル→オペレーションマネジャー(HDC管理)→アワリーマネジャー(時間帯責任者)→キャストマネジャー(店長代行)へと、ステップアップしていく。

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アンテナを高く掲げてお客様の気持ちをキャッチ

 佐藤店長がホスピタリティの面で最も気をつけているのは、「アンテナを高く掲げて、お客様の気持ちを早く確実に汲み取ること」だという。たとえば次のようなことに気を配る。
@急いでいるお客様へのすみやかな対応
Aお連れ様への商品は同時提供
Bお子様を最優先
C高齢者の商品を2階へ運ぶお手伝い
D外国人に対する英語での対応や英語メニュー。(中国人や韓国人キャストもおり、それぞれ対応)

 また、モスバーガーでは商品を一つひとつ手づくりするため、バイオーダーにこだわり、ストックをせず熱々で提供することを信条としている。これを日々徹底させているからこそ、モスバーガーの味が多くのお客様に支持されるのだと、佐藤店長は確信を持っている。

  最近のうれしいできごとを佐藤店長に尋ねた。手書きのモス新聞を発行しているのだが、最初はこれを店長が作成していた。内容は、キャンペーン告知や今月のお知らせ、キャストの紹介など。近頃では、キャストが自発的に記事を作って店長のところへ持ってくるようになった。
 これからは自立型P/Aの時代。「自ら考えて行動するキャストが育ってきているのがうれしい」と語る佐藤店長だ。「1:1.6:1.6の2乗の法則」という船井流経営法がある。
店長から命令されいやいややった時の効率・・・1
店長からの命令でも納得してやった時の効率・・・1.6
自分で考え計画し進んで仕事をやった時の効率・・・1.6の2乗(2.56)
やらされているという気持ちで取り組むのと、自主的に取り組むのとでは、効率と成果に大差が生まれるということだ。キャストが自発的に考えて行動する時代なのである。
彼は、モスバーガーで常にナンバー1を目指したいという。H・D・Cも、キャンペーンも、地域一番店も然り。モスを超えるほどの店にしたいとまで考えている。
 リーダーの基本的な役割は、良い雰囲気を醸成して集団を導き、前進させることだ。常時キャンペーン上位、宅配サービス、高い気配りアンテナ等々、いずれの実績も佐藤店長の強いリーダーシップのもとで、キャスト全員の頑張りによってもたらされたものだ。
 さらに佐藤店長は現在、共栄会(情報交換・相互啓発・士気向上の場)において、20店舗の店長会のリーダーを務め、フランチャイズのオーナーや店長との成功事例の共有化、コミュニケーション強化、店長会の企画・運営などに携わっている。
 これからもモスバーガーの先頭に立ち、ナンバー1を目指し続けてほしい。ガンバレ、佐藤店長!