歳
高校卒業時に“手に職をつけたい”と思い、美容学校か調理師学校への進学を考える。「料理の鉄人」ブームの影響もあり、後者へ進学を決意。
歳
卒業後、品川のホテルに就職。厨房担当として、試練の日々。4年半で得たものは忍耐力であった。そんな中、ホテルの先輩が働く大皿料理店に行き、お客様の顔を見ながら調理できるオープンキッチンを見て「自分もいつか店をもちたい」と考え始めるようになった。
歳
その後大皿料理店に就職し、店舗運営に必要な業務を身につける。ホテル時代の同期である、佐保氏(現キノエトラ 2人目のオーナー)と出会い、共同経営で出店の話しが持ち上がる。と同時に“海外で経験を積んでみたい”と強く思うようになる。
歳
イタリアの知人と知り合い、勉強のために渡伊することに。複数の一つ星レストランでの経験を積む。イタリア語もできず、イタリアンのノウハウもなかったので、全てを自分で行動しなければならなかった。当初1年の滞在の予定が、学ぶ楽しさゆえにさらに1年滞在することに。料理以外にも、文化に触れることや自分で何でもこなす経験をしたことで、その後の自分に必要な引き出しがたくさん身についた。
歳
イタリアから帰国。「帰国したら店を出す」という佐保氏との約束どおり2人で物件探しを開始し、中目黒に「キノエトラ」オープン。料理の味にこだわり、サービスにも力を入れる。「また来たい」と思っていただける鍵はサービスにあり、飲食店激戦区の中での差別化に繋げている。
歳
店の経営、メニューの開発、人材育成など、すべて2人で全て行ない日々アイディアを出し合っている。ホテル時代からの信頼関係とお店に対する思いの一致により、2人のオーナーという特色を生かす。お洒落な街、中目黒でのオアシス的存在になり、多くの有名人の来店もあるという。今後は多店舗展開の予定はなく、長く地元で愛される1件を目指す。