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第776回 株式会社ティーカンパニー 代表取締役社長 菊池 尚氏
update 20/03/17
株式会社ティーカンパニー
菊池 尚氏
株式会社ティーカンパニー 代表取締役社長 菊池 尚氏
生年月日 1987年8月5日
プロフィール 明治大学卒。システム会社の営業として社会人をスタート。2年弱で退職し、上海にあるベンチャー企業へ転職。その後共同経営者として貿易会社を立ち上げたほか、自らも貿易会社を起業するが、上海で出会ったチーズティーに魅せられ、新たに食のベンチャー企業、「ティーカンパニー」を設立する。
主な業態 「comma tea」
企業HP https://comma.tea-co.jp/

上海での1日は、ティースタンドで飲むティーで始まる。

株式会社ティーカンパニーのホームページには、次の一文が掲載されている。
「新鮮なクリームチーズをたっぷり使い、岩塩を加えて甘じょっぱく仕上げた自家製のチーズフォームを使ったチーズティーは、一度飲んだらまたすぐ飲みたくなる自慢の一品」。
チーズティー? と首を傾げたくなった人は、ググってみるといい。タピオカドリンク同様、注目されていることがわかるだろう。
中国や台湾のお茶の文化が、だんだんと日本に根付き始めている証なのかもしれない。「チーズティー」においても、早くも競合している状況だ。
次々と登場する「チーズティー」のショップのなかでも今回、ご紹介するティーカンパニーは、マスコミの注目度も高く、日本流に言えば本家本元というイメージ。何しろ、本格的なチーズティーを日本で初めてリリースした会社である。
では、どのようにして、チーズティーの本家本元は、誕生したのだろうか?
創業者の菊池氏は、以下のように説明する。
「仕事で3年くらい上海にいたことがあったんですが、その間、ティースタンドに通い、ミルクティーを毎日と言っていいほど飲んでいたんです。チーズティーは、もちろんですが、お茶を楽しむ大陸の文化は、いずれ日本でも流行るのではないかと。じつは、知人がタピオカドリンクのショップをやろうと思ったという話もヒントになりました」。
これはと思えば、行動は早い。
「知人の話を聞いてすぐに台湾・中国に行き、2ヶ月かけて現地の工場やブランドと打ち合わせをし、2017年12月にティーカンパニーを立ち上げます。そして、2018年5月、1号店を恵比寿にオープンしました」。
このインタビューは2019年10月に行っているので、まだ1年と少ししか経っていない。だが、すでに12店舗をオープンし、前述した通りマスコミの注目度も高く、様々なメディアで取り上げられている。
では、「チーズティー」も気になるところだが、いつも通り、創業者である菊池氏の足跡を追いかけてみることにする。

高校生の時に早くも起業を志す。

菊池氏が生まれたのは、1987年8月5日。生まれは中国だが、出身は東京と言っていいほど、もう日本の暮らしが長い。
「私が日本に渡ったのは、4歳の時です。両親は2人とも中国人で、父親が30歳の時に留学で日本に。その時、私が4歳だったわけです。日本語はすぐに流ちょうになりました。友達やTVが、日本語の先生でした」。
最初は福岡にいたらしいが、父親が大学院に行く時に、今度は横浜に引っ越している。
「中学2年から高校1年まではオンラインゲームにはまっていた」というから、いえば、どこにでもいる日本の中・高校生だ。しかし、一つちがうとすれば、高校生の時に早くも独立を決意していたことではないか。なんでも、たまたまカナダの起業家の本を読んだことが、きっかけだそう。「たまたま」と言っているが、たまたま起業家の本を読む高校生はそういない。このあたり父親の影響だろうか。実際、人生でいちばん影響を受けたのは?という質問に、カナダの起業家の本と一緒に父親を挙げている。

,がある1日。

「大学は明治大学に進みました。3年の時に中国に交換留学に行っています。就職したのは、あるシステム会社です。法人営業に興味があって、入社を決意します。同期は300人いました。こちらの会社では2年弱、勤務します。退職した理由は、休暇中に行った上海で出会った新しいビジネスに刺激されたからです」。
高校生の時から頭にあった「起業」の二文字が起動する。
「最初の会社を退職して、そうですね、半年くらいベンチャーで勤務します。でも、条件も、当初の話とはちがい、ビジネスもうまく行くとは思えず、退職します」。その後は、先輩と貿易会社をやりつつ、中国系の広告代理店の日本法人を立ち上げたりする。 「その後に私自身が、知人と共同で貿易会社を立ち上げます。しかし、管理はすべてお任せしてティースタンドを開始するんです」。ティースタンドを立ち上げた背景はすでに書いた通り。
最初からうまく行きましたか?と質問すると、「ぜんぜん」と笑う。「5月のオープンに向けて、4月にプレオープンしたんですが、お客さんがぜんぜんいらっしゃいません。そこで、5月のグランドオープンに向け、プレス記事を出したところ、SNSで拡散して」。
続きは、いうまでもないだろう。
初期投資は、内装や設備で1500万〜2000万円かかるが、半年あれば回収ができるという。しかも、今まで出店した12店舗の殆どが同様のハイペースで回収が進んでいるという話だ。
冒頭でも書いたように、海外、特に台湾茶や中国茶に関する日本人の評価は、定着しつつある。タピオカブームが背景にあるのかもしれない。しかし、タピオカドリンクやチーズティーといったアイテムだけが、その主役ではないだろう。
「『コンマ』が、主役になるかもしれないですね?」というと、菊池氏は頷いた。「コンマ」とは、株式会社ティーカンパニーが運営する、日本発ティースタンド「comma tea(コンマティー)」の、コンセプトである。ホームページでは、「あなたの一日に小さなコンマを」と謳っている。
容器を手に取りながら、「ホラ、ここにもあるでしょ」と菊池氏。
たしかに、すべての容器に「,」が描かれている。
ほっと一息つくことで、文脈も、日常も、明瞭になる。1杯のティーがもたらす、日常は、今よりも、きっと素敵だ。
ちなみに、「王様のブランチ」や「ホンマでっか!?TV」にもコンマティーのチーズティーが取り上げられている。タピオカやチーズティーというより、ティースタンドとしてブランド化していきたいというのが、菊池氏がめざす方向。新商品の開発も、2〜3ヵ月間隔で進めており、スイーツ系の商品も拡大していくというから楽しみだ。

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