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第916回 株式会社オーファス 代表取締役 小川貴志氏
update 22/01/17
株式会社オーファス
小川貴志氏
株式会社オーファス 代表取締役 小川貴志氏
生年月日 1972年12月
プロフィール 高校卒業後、1年間のフリーター生活を経て、老舗の時計販売会社に就職。12年、勤務したのち、独立。2004年にオーファスに就職し、兄とともにオーファスの発展に努め、2020年、兄からバトンを受け、社長に就任する。
主な業態 「小川」「おがわや」「小川流」「丸にたちばな」
企業HP https://www.ra-menogawa.com/

豚骨、もう一つのビジネス。

まぁまぁの、骨がでる。 「うちは豚骨ラーメンでしょ。今はちがいますが、昔の製法では、かなり骨がでたんです」。
骨の廃棄は金もかかる。
「そうなんですよね。それで、当時社長だった兄がためしにネットで販売してみたんです。そうしたら、びっくりなんですが、すぐに売り切れて。これはひょっとしたら新たなビジネスになるんじゃないかと。正月の家族会議でそうい う話になって『じゃぁ、俺それやるわ!』って、手を挙げたんです」。
らーめん専門店「小川」は、父親が脱ラサして始めたラーメン店が起源。まずは、フランチャイズでスタートしたが契約が切れた6年目からオリジナルブランドとなる。
父親から兄の厚志氏がバトンを受け、現社長である弟の貴志氏がのち参画することになる。きっかけは冒頭の骨の話。
「最初は、まったく別でやっていたんです。小川から私が骨を仕入れ、梱包し、ペットショップなどにセールスするというしくみです。かなり、いい感じになってきていたんですが、製法が変わって骨が以前のようには出なくなって笑」。
それで、小川に入社されたわけですか?
「そうです。ただし、当時、社員もいましたので、私を特別扱いはしないという条件で入社します」。年上の先輩から厳しく指導されたらしい。もちろん、そのおかげで今がある。

兄を追いかけて。

兄と弟は昔から仲がよかった。2人そろって運動神経はイマイチ。「特に私は小学校から立派な肥満児で笑。中学になってダイエットに成功するんですが、それまでは散々です」。
話を聞いてみると、案外、理にかなっている。今なら、ダイエット本がだせるかもしれない。「中学2年生の頃からダイエットが効いてきて背丈も高くなって、高校に進学した頃はスマートな体形になりました」。
たしかに、何十年か経ったがいまもスマート。
「高校は高尾にできた新設校です。英語が好きだから選択しました。スマートになったし、バンドでボーカルも始めて、ようやく春がきたなって感じです」。
兄の厚志氏の影響もあり、バイトも開始。「2人ともすかいらーくさんでバイトデビューです笑」。
当時は映画が好きで「翻訳家になりたかった」と小川氏。
「中学の頃は英語がけっこうできたほうなんです。だから、英語にちからを入れている学校に進学したんですが、入学してみると、英語ペラペラの帰国子女とかがいるわけです。授業も、ほかの高校とは違ってハイレベル。予習復習な んてやらない性格だから、さすがについていけない。そうなると、ぜんぜん楽しくない。で、たのしくないから、益々、勉強もしない笑」。
「いちおう大学進学も頭にあったんですが、高校に入ってからは、ぜんぜん勉強もしてこなかったので断念。ただ、美術は唯一、いい成績だったんです。だから、専門学校という選択肢もあったんですが、奨学金をもらってまで進学す るつもりもなく、けっきょくフリーターになります。」。
1年後、百貨店にテナントとして入る老舗の時計店に就職する。「横浜、八王子などいくつか異動になりながら、大阪が本社なんですが、こちらにも異動になります」。
12年、勤務している。
厚志さんも、百貨店出身ですよね?
「そうですね。アルバイトもそうですが、かなり兄のあとを追いかけた人生ですね笑」。

オーファス入社。社長就任。

オーファスに転職されたのも、お兄さんと同様ですね?
「私は、いったん独立して、骨のビジネスをしますが、そうですね、結果、兄と同じようにオーファスに転職しています」。
独立のきっかけは伺いましたが、前職を退職された理由はなんでしょう?
「兄弟だからいうわけじゃないですが、真摯に経営している兄の姿をみて、心を打たれました。こういう経営者と一緒に仕事をしたいなと純粋にそう思ったんです」。
ちなみに、兄、厚志氏とは3歳ちがい。
社長を引き継いだのは、いつですか?
「2020年です。そろそろいいんじゃないかってことになって」。
「私が、オーファスに転職した年を正確にいうと2004年です。製法がかわって骨が出なくなったからって話はもうしましたよね。当時はまだ2店舗で、社員数2名。私を入れて3名でした」。
社長の弟だが、不遜にならないところが小川氏らしいところ。
「そりゃ、初めてなんだから下っ端です。先輩にしごいていただきました。当時は、2店舗でしたが、業績もまぁまぁで。兄も、私たち従業員も、まだまだ世間知らずですから都内に出店してみたらどうなるんだろうって話になって。 郊外でこれくらいだから、人口が多い都内に出店したらと、電卓を叩いて」。
けっきょく、見事失敗だったそうですね?
「渋谷109の裏通り。20坪、賃料110万円。バカ高いですが、だって、渋谷だからって。ぜんぜんだめでしたね。業績もそうですが、クレームもぜんぜんちがうんです。人種がちがうんじゃないかって思うくらいです。幡ヶ谷にも出店し て、輸送のコストは減らすんですが、けっきょく4年で閉店です」。
都内にでてよかったことは、「都内にあわないとわかったこと」だと、笑う。
たしかに、いまやオーファス単体で12店舗、グループを含め17店舗となるが、すべて、郊外。台湾にもあったが、そちらは、クローズするそうだ。

飲食の未来づくり。

「台湾はうちの11店舗目です。10店舗くらいになると、ルーティンな作業で出店できるようになります。ちょっと、わくわくしない。だから、兄と相談して、今までと違ったチャレンジをしようと。それで初の海外出店をめざします。台湾はやっぱり、親日ですからね」。
台湾語もイチから学習したそう。「インドネシアの人らといっしょに、机を並べた」と小川氏は、目を細める。ところがコロナになり、小川氏が直接、いけなくなる。だから、2022年、やむなくクローズすることになった。かわりにといってはなんだが、新たなチャレンジも開始しようとしている。
「うちは、チャーシューに特徴と自信があるので、来年(2023年)からECで売り出す予定です。また、店舗は今後も増やしていきます。2027年に30店舗をめざしています」。
もう一方、面白い試みも行っている。「正確には兄がやっているんですが、それが『従業員が楽できる』がコンセプトのラーメン店『ミライ堂』です」。
話を聞いて、驚いた。
「徹底的に従業員ファーストです。というか、従業員ファーストにするために、DX化を徹底的に進めています。たとえば、残飯はバイオのちからでバクテリアに処理してもらいます。従業員は残飯処理、ゴミ回収、ゴミを入れるポリバ ケツの清掃からも解放されます。極め付きはアワシャーです」。
アワシャー?
「床掃除はけっこうな重労働なんです。でも、アワシャーがあるミライ堂は、店をでるときにボタン一つ押せば、あとは自動でやってくれます」。
厨房が、翌朝にはピカピカになっているそう。
「洗い、すすぎが全自動」と、笑う。
ほかにも、様々な工夫がされ、労働量が軽減されている。たしかに「ミライ堂」という名にふさわしい。ラーメン店、いや、飲食の未来づくり。いま、兄と弟がいっしょになって追いかけているものの一つかもしれない。

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