外食・飲食業界をリードする企業の社長の生い立ちから生き様、独立までの軌跡を紹介するシリーズです。

　サーティワンアイスクリームが日本にお目見えしたのは、私がまだ20代の頃のことだ。1970～80年代にかけて破竹の勢いで急速出店して繁盛店をつくり続け、郊外の店舗で月商800万～900万円も売り上げた。それが第一ブームの時代だ。その後ブームは去り、売上も店舗数も減って低迷期に入った。
　しかし、ここ4～5年で再び年間100店舗の出店が続き、完全復活を果たしている。これは外食産業の歴史において、たいへんまれなケースだ。
　今月はオリナス錦糸町店の山里将見に登場していただくが、その前に、気になるサーティワンの復活について、取材に同席された経営企画室の阿江マネジャーにお聞きした。